漫画の未来を応援!

現在、漫画業界は不況に陥っています。
その理由はコミックスが売れないことが原因です。漫画業界はコミックスが売れることで成立していたのです。
では何故、コミックスは売れなくなってしまったのでしょうか?
ブックオフなどの中古本の販売店が増えたことも一因でしょうし漫画喫茶やレンタルショップが増えたことで漫画本自体を購入する人自体が減ったということも一因でしょう。
何も漫画を読むだけであれば所有する必要はないので時間貸し又はレンタルで済ますというのは合理的です。
「所有から利用」へ読者の意識が変わったとうのは、ある意味、最近流行のクラウドと同じ発想です。
また今ではスマホのゲームも隆盛であり、漫画を読んでいた時間やお金ががゲームや他の娯楽メディアに流れてしまったのです。
その流れに対抗するため、講談社は今後はすべての漫画雑誌を電子書籍化する方針を決めたといいます。
ではそもそも何故、コミックスが売れないと漫画業界は成立しないのでしょうか?
雑誌自体の発行には数百億円掛かるといいます。しかし雑誌販売だけでは赤字になることが多く、出版社はコミックスの販売で利益を確保し、雑誌の赤字を補填していました。
雑誌掲載はコミックスを購入させるための販促ツールとして機能していたのです。
しかし、その肝心のコミックスが売れなくなったのです。
漫画雑誌の勇である少年ジャンプでは新人漫画家のコミックスでさえ、以前は10万部発行されていたそうです。
印税は10%なので、400円のコミックスであれば一冊につき40円が漫画家の収入になる計算です。10万部が印刷されれば400万円の収入になります。
それが年に3回発行されれば、400万円×3回で1200万円です。
印税以外にも毎週の原稿料が1ページにつき1万円程度の収入になるので1回16ページだとすると月に4週で64ページなので64万円。
それが12ヶ月で768万円になります。先ほどの年3回のコミックスの印税を合わせると年間で2000万円程度の年収になります。
しかし実際にはアシスタントを雇わないと週刊誌はこなせないのでそれらの経費で原稿料は飛んでいきます。
つまり実質的な年収はコミックスの1200万円です。
年収1200万円であれば、かなりの高収入といえますが、現在は
新人漫画家のコミックスの発行部数は3万部まで落ちているといわれています。
先ほどの計算をすると40円/冊×3万部×年3回の発行=360万円となります。
これではアルバイトでの年収と大差がありません。
しかも徹夜続きの激務です。
今や漫画家は割りに合わない職業になってしまったのです。
ましてや電子書籍になったことで、より一層、漫画家の収入が減ることが予想されます。
なぜなら漫画家は今まで原稿料やコミックスの印税率といった交渉をしてこなかったので、利益還元を要求する方法が分からないのです。
このままでは漫画業界は売上低迷と漫画家の人材難により先行きは暗いといわざるを得ません。
しかし私たちを楽しませてくれる漫画がこのまま 無くなってしまっては悲しいし、日本が世界に誇る文化の消失は日本にとっても大きな損失のはずです。
私たちは漫画の復活を心から期待しています。
そしてこれからも応援し続けます。